以下は、私の願望的空想なるが、述べさせてもらいたい。
ゲリラ的なデモがだめであれば、大規模なデモをやってみたい。
例えばこの件にはっきりと自分の意見を表明している唯一の（私の知
る限り）言論人である立花隆に音頭をとってもらい、できれば2万人
規模のデモを行う。（山口組系構成員は2万ぐらいというからな・・）
まだ、息のある警察に協力してもらえばいい。
　多くの人々を集めるために、デモのテーマは直接野口さんを冠した
ものでなくてもいいだろう。要は、ライブドア問題に絡むすべて
の違法行為を徹底的に洗い出し、聖域なき摘発をこの機を逃さずに
行い、日本の支配層の徹底的な「禊」を断行することを求めればいい。
選挙をしても政治家の不正がなくならないことから、選挙など禊ぎに
はならいことが、示されているわけだから別の方法が是非必要である。
これは、「帰納法」からいえる論理的真理ではなかろうか。

　日本は単なる納税者・労働者のカモ集団ではなく、「市民」という
存在がいることを、そして公正な市民社会をつくる意志をもっている
ことを、多くの人々が身をもって示す機会が必要になると思う。
こういうデモが民衆レベルでおこれば、大きな国際的なニュースに
もなりうる。日本に対するイメージも経済や技術一辺倒から変化する
だろうと思う。Economic animalではなく、基本的に「善きもの」
「正しきもの」を望むhuman beingの集団であることが示され、
ある種の「尊厳」が回復されるだろう。社会の雰囲気も変わるだろう。

　本当に法的な禊ぎ行われれば、多分、多くの政治化が容疑者となり、
政府の機能が一時的に不安定化するかもしれない。また、多くの企業
もライブドア同様の罪に問われるかもしれないし、日本の経済力にか
げりをきたすかもしれない。失業者も増えるかもしれないし、日米関係
に影響が出るかもしれない。でも、現在の日本を覆う閉塞感の元凶が、
これで晴れ、本当の耐えるべき痛みを味わいながら、青い空をみあげ
将来の国と社会のために希望に燃えることができるだろう。再発防止
の社会システムを冷静に導入するのは、いうまでもないが。
　これで、日本がアルゼンチンタンゴを踊らなくてすむ。踊ったとし
ても身の丈にあった日本舞踊ですむんじゃなかろうか。