＜米国＞「力乱用」と感じる外国人６６％　国際世論調査CommentsAdd Star
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090709-00000092-mai-int

　【ワシントン及川正也】オバマ米大統領就任後も米国が「力を乱用している」と感じる外国の人が６６％に達することが
７日、米メリーランド大学の調査で分かった。オバマ氏が国際問題で「正しいことをしている」と思う人も６１％おり、
同氏への期待感の一方で米国の外交が「変革」されていないと不満に思う国際世論の実態が浮かび上がった。

　調査は４〜６月、米国を含む全世界２３カ国・地域で実施。米国と地域を除く１９カ国・自治政府を対象にした平均値では
６６％が「米国は力を乱用している」と指摘。ブッシュ前政権（０８年）の６４％から微増した。米国が「国際法を順守
していない」との回答も６７％と高かった。

　最も批判的だったのはパキスタンの９０％。アフガニスタンの旧支配勢力タリバンなどの掃討を進めるオバマ政権が、
パキスタン政府に圧力を強めていることへの反発が背景にあるとみられる。また、中東のパレスチナ自治政府が８７％。
アジアでは韓国が８１％、中国が７６％だった。

【関連ニュース】
パキスタン：武装勢力を爆撃、１２人死亡　無人機使用か
米中東軍：タリバンの大規模掃討作戦開始　アフガン南部で
アフガニスタン：仕掛け爆弾密集地、緊張の米軍…同行取材
ＮＥＷＳ２５時：アフガニスタン　「ゲリラ開始」宣言
米国：タリバン掃討へ、軍が大規模作戦−−アフガン南部