最近生まれた俗語的な用法かもしれないけど、ここでの「ふつうに」は「ふつうの基準で言っても」という肯定的な意味だと思う。「ふつうにおいしい」と言った場合、それが(あまり)おいしくないことが予想される状況下(例えば調理者が料理に自信のない旨を表明しているとか、あるいは単にそれが家庭料理であるとか)で、そういう状況を考慮に入れずに評価してもおいしい(そういう状況に「しては」おいしい、ではない)という意味があるような気がする。